八甲田・萱野高原 あのコーナー
 青空だったら奇跡だけれど、あの梅雨前線と気圧配置で、東北の大半が雨という予報のなか、22℃程度の気温と心地よい風に出迎えられれば、八甲田の山並みが霧に隠れていても、文句を言う筋合いではありません。
 ましてや今回は単独行ではない。2台のエスクードが萱野高原のストレートを駆け抜け、コーナーの向こう側へ消えていき、そして戻ってくる。2年前、そんな風景を眺めたいと思っていたそのままのシーンを、目の当たりにしていました。
 1日めに続いて、みっつぃーさんが。そしてあの(一部の仲間によってささやかれている)韋駄天娘のももかさん・・・
 なのですが、実はももかさんは仕事を休めず、韋駄天のエスクードが単独で・・・来られるわけがないので(まわりくどいぞ)、ももかさんのお兄さんが来てくれました。
 「どうなんでしょう? もう休みというと自分でペダルを付け替えたりメーターを取り付けたり色を塗り直したりしているんですが、変なエスクードになっていませんか?」
 そこで運転させてもらったところ、これがなんとも乗りにくい!(笑 正確には「あーやっぱり」)
 考えられる要因は、すぐにいくつか挙げられました。彼女が一所懸命調達したデッドストックパーツも、部分的には悪さをしているようですから、モデファイの方向を変えていくことをアドバイスした方が良さそう。
 「でも昨日、今日と見ているエスクードを私のFISと比べると、個性のかたまりですね。私のって普通すぎる」
 とはみっつぃーさんのつぶやき。まさか、以前言っていたローダウン化の話が進むのか?
 「下げるのはやめようと思ってます。タイヤカバーのFISマークをはがして、オリジナルのデザインを描きたいんですよ」
 でも黒いFISは、県内では五所川原に1台、ユーザーがいるらしいという話だけしかないそうです。つまりこの状態で、すでにみっつぃーさんのエスクード(ダーリンと呼ばれている)は、稀少な1台ということになるのです。
 「黒はかっこいいですね。今からエスクードを買ったら、どのくらいの価格になるんでしょう?」
 ももか兄さんの質問は、ちょっと謎。
 本当はストレートからコーナーへと走るシーンを撮りたかったのですが、狙いたいところはことごとくデイキャンプの路上駐車(駐車場はがらがら)で、苦肉の策のアングルしか出せませんでした。