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TA01Wさんから、たちばなのとん汁をほぼ同じ味で再現できたと連絡があり、そりゃあ忘年会の出し物でしょうと、今回は献立が最初に決定した。とはいっても、この時期のつくばーどはESCLEVのオフロードコース走り納めと合同企画になっているため、行動計画は定番。宴会の献立検討こそが重要なポイントなのである。
献立がまとまったら、あとは当日仕事の仲間たちが集まれるまで何をして過ごしますかねの相談だったが、久しぶりに北筑波の稜線横断と、筑波山の林道に出かけようと、これも早くに決定した。筑波界隈の林道めぐりなら、昼飯は真壁の蕎麦屋に降りて、カツ丼の争奪戦もセットとなる。
北筑波稜線は、西側の地質がもろい。もはやエスクードでは乗り越え困難となってしまったエリアもあるが、それ以外のルートもゲリラ豪雨に洗われたのか、数年ぶりに大きな轍や路肩の損壊が目立ってきた。
この現象が、近年は筑波山の西側でも顕在化していて、既に舗装されて久しいアスファルトが削れてしまったり、路面がうねって皺になっていたりの発見があった。通行不能になるのは困るが、こんなことならわざわざ舗装するのも無駄のように思えるのだが、それよりも山全体に大きな力がかかっているのか、大規模崩落などが起きないことを祈るばかりだ。
林道めぐりは、柄にも無く真面目なことを考える時間を得たが、カツ丼の争奪戦は容赦なく「お客さん9人ね、カツはねえ、残っているのが6枚!」と宣告される。あおいろさんちの鉄兵くんは、ママと一緒に食べられるので、8人に対して6人前の枠である。敗者が2人決定になった。誰とは教えられない。
夕刻、忘年会から参加する面々が集まり始める。とん汁も出来上がる。焼きおにぎり、つけ麺でこれをいただく。まさしくたちばなのあのとん汁が再現されており、ついつい食いすぎる。腹ごなしに表に出てみると、昨年より一週間早かったこともあってか、まったく寒くない。それならばと、焚き火を起こして飲み会の設営となる。
持ち寄られた焼き鳥と馬刺が振舞われ、忘年会が本格化する。この十数年、エスクードで野宿もやったしテント泊も温泉宿泊もやった。また野宿に戻っていくかもしれないし、新しい流行がやってくるかもしれない。いくつもの発見や出会いが、今を形にしている。
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