【今回の参加者】
 青影さん TA52W
 s.Doさん TD11W
 kawaさん TD11W
 井の頭の住人さん TDA4W
 コムロさん TX92W
 suuuさん TD01W
 sugiさん家 TD94W
 Uさん親子 TA01R
 SIDEKICKさん TA51W
 Cyber−Kさん TX92W
 おいたマンさん TD94W
 ふっじいさん ランクル
 とにぃさん カワサキ
 板長 TA01Wさん TD54W
 幹事 雷蔵      TD61W

 「雷蔵さん、石巻に行くので泊めてください」
 高知在住のCyber−Kさんは、職場の指令でこの3月下旬、宮城県石巻市の被災地に赴き、救護支援をしていたことがある。その後の街の様子が気がかりで、年内に休暇を取って見に行く決心をした・・・
 という発端から、彼の片道1300kmの旅が始まるのだが、その到着日は、つくばーどとESCLEVの忘年会が設営される夜で、これまた今年はことごとく満月とイベントが重なるばかりか、初冬の澄んだ空では皆既月食が起こるというタイミング。
 そういうことなら筑波に立ち寄れ。と、忘年会の準備が進む。しかし彼は、よりによって瀬戸内海を渡った岡山県のSAで寝落ちし約7時間のロス。オフロードコースの走行会には間に合わないことが判明する。
 そんなことは想定のうちなので(過去に前科あり)、走りに行く面々は斜面を駆け上がり、板チョーは3日前から仕込んでいるおでんの温めなおしを始める。いまさら言うのもなんだが、つくばーどの宴会は、名板チョーぞろいだ。妙高以外のどこへ出かけても、定番の場所ではそれぞれおなじみの料理が、担当板チョーによって繰り出される。ТA01Wさんの腕前は、美味しさも手際の良さも一、二を争う。
 仕事を終わらせ、夕方からの参加組も次々とやってくる。Cyber−Kさんは20時間弱で筑波に到着した。ここまで960km。
 おでんと稲庭うどんと牛タンをつついたりすすったりつまんだりしながら、ТDAを走るウエストウインのエスクード対決シーンを、録画で見る。
 神がかった後藤選手の切れ味、何もいじっていないエスクードでこれに追いついていく川添選手のガッツ。どちらも大排気量の他車を寄せ付けない。ややあって、その両名からも電話が入り、来年も頑張ろうと、忘年会らしい対話が交わされる。
 そうこうしているうちに、天空の満月は地球の影に入り始め、月食が皆既になっていく。月明かりが途絶えるだけで、気温が体感で下がっていくのが分かる。月はいつでも不思議な天体だと思わされる。
 盛りだくさんの忘年会だが、走り足りない連中は、次週に走りおさめを持ち越す模様。震災以降、何となく気持ちが停滞に陥りそうな1年だった。そこを多くの仲間が元気づけてくれた。来年はいろいろな忘れ物を取り戻しに行きたい。
 BLUEらすかるをつくばーど基地に保管し、kさんのグランドエスクードに乗り込む。一路、仙台の作戦室へ。翌日は2次会が待ち受けている。