今回の参加者

 NONNONさん
 あおいろさんご家族
 suuuさん
 sugiさん親子
 SIDEKICKさん
 コムロさん
 井の頭の住人さん
 青影さん
 嵐田風花さん
 s.Doさん
 とにいさん
 カトケンさん
 ノスタルヂ屋松浦さん
 Uさん
 教授さん
 TA01Wさん & ricoさん
 雷蔵んち

 月遅れの新年会をやったばかりの天狗の森に、桜前線が届くか届かないかのきわどいタイミングで、立て続けに16回めを設営してしまう4月7日。
 昨年は五分咲き以上の成果だったのだ。ところが今回は3年前(これは3月末の無謀)並みに気温が低く、麓で咲いている桜も、まだいつもの場所まで開花が間に合わない。

 「誰だよこの読みの甘さは」
 「いや、なんか新しい車を見せたがっている人がいるとかいないとか」
 「違うちがう。バイク(自転車)のヒルクライムをやりたいんだって話だ」
 「なんでもいいからさっさと美味いものを出さんかーっ」

 というわけで、まず暖かい中華スープが繁盛する。
 ピザとホットケーキが焼かれ、牛タンとロースとカルビがあぶられ、笹かまぼこと鹿刺しとフルーツケーキとメープルクッキーと桜餅と柏餅が差し入れられ、知らないうちにチャーハンも炒められていた。
 献立はあっという間に食い尽くされる。

 「では、第1回ツール・ド・あたごを始めますか」
 あおいろさんの宣言(ちょっと待て、いま、第1回って言わなかったか?)を機に、suuuさん、sugiさんと大樹くんが、それぞれの愛車を持ち出す。
 一番乗りして練習に励んでいたNONNONさんは、ダウンヒルのあと引き返しの途中でチェーンが切れてしまい、出走できず。戦いは4名で繰り広げられるが、序盤からぐだぐだ。
 sugiさんのGPSによれば、コースの最大斜度が19.4度(これは全線で言うと2番目)。約1.7キロを駆け上がってくるのはなかなか難儀だ。
 だから、朝から女の子が楽々と走っていたという話はしないでおこう。
 青影さんが伴走する中、「こんなの20年ぶり」というsuuuさんが一番手で戻ってきた。
 あおいろさんは、前回のつくばーどin岩間]Xの際にヒルクライムを敢行し、途中リタイアしていたため、自らゴール地点を延長して、さらに上へと登っていくが、山頂までの最終登坂・真の最大斜度区間は次回にとっておくことにしたようだ(なんだって? 次回があるのかやっぱり)

 「なるほど、長年の交流というのは、集まって来るだけでいろいろな企画が出来てしまうんですね」

 今回初参加しているノスタルヂ屋の松浦さんがつぶやく。初めての企画・ノスタルヂ屋カップの運営に苦労されている。何かヒントをつかんでいただけただろうか。

 「あれ? SIDEKICKさんのТA51Wかと思ったら、NONNONさんのだ」
 「SIDEKICKさんのは、なんと2代目2.5のV6になりました」
 「うわ・・・ショート乗りのイメージ強すぎてわかんなかったよ」
 「まあ5ドアになっても相変わらず荷物満載で、1人乗り状態だけどね」

 あとまわしになったが、イベントの冒頭では、こんな対話が交わされている。なんだかんだと言って、車好きの集まり。あわただしい開催だったために裏山の林道までは展開できなかったが、排気量の検証やらそれぞれの足回りの特徴やら、情報交換は尽きなかった。