今回の参加者

あおいろさん親子 
Maroさん
Maroさんのご両親(初参加)
kazuさん(初参加)
青影さん 
狼駄さん親子
AMGさん親子
suuuさん
kawaさん
双子のママ姐 (双子ちゃん初参加)
新月さんと風花さん
こし亀さん
TA01Wさん
雷蔵
れいん、みぞれ


 1年に4回もやればトップクラスの開催地になるのは当たり前のことだが、利用料金の高さ(これはこれでまあやっぱりトップクラスに高い)を除けば、年間通した各地の開催場所の中でもトップクラスのロケーション。それが天狗の森。
 2013年は、そのつくばーを押しのけるように、スズキエスクードの誕生25周年という年回りに加えて、つくばーどよりは真面目にやっている(と思われる)ESCLEVの活動10周年も重なっている。

 「天狗の森20回めの記念すべきつくばーどなんですーっ」

 という口上は、実は来年の新年会のために密かに用意しておいたのだが、図らずもエスクードやESCLEVの企画に冠を奪われてしまうばかりか、来年の数少ない売りをあけ渡してことになった。

 「25周年だから、2.5のエスクードにあやかって何かやりましょうよ」

 とは、まさしく昨年V6‐2500ccのエスクードに乗り換えたあおいろさんの妙案だった。
 エスクードで今からクロスカントリーを走るなら、年式の上でも最終型でないと長持ちしないし、太いトルクを活かせるTD61Wだが、車を壊さないためにはボディリフトをやらなくてはならないと、思い切った改修を行っている。

この呼びかけに、Maroさんがご両親を案内してやって来た。お父上が、銀色のТD61Wにお乗りなのだ。
 そればかりか、アメリカンテイストでありながらコンパクトで扱いやすい4WDとして、エスクード(グランドビターラに乗っておられた)をMaroさんに伝授したのが、お父上だそうだ。

 「ハイウエイを長い距離走り続けられて、悪路や雪道でスタックしても車体が軽いので容易に脱出できる。北米じゃ38000$もする車だったけれど、それだけのvalueがあったというわけです」

 カナダでは2代目の2.5を使っていたそうで、帰国してからはテンロクノマドを乗り継ぎ、現在のТD61Wに乗っている。
 Maroさんがそのノマドを経て直4‐2000のヘリーハンセンへと乗り換えており、親子2代のエスクードフリークなのだ。
 一方、サスペンションパーツの交換で車高を上げ、肉厚のあるタイヤを組んだ、SUVではなくいかにも往年の四駆を体現している61Wは、kazuさんの所有するエスクード。

 「TA01W、ТD51Wを乗り継いで、直4とV6の違いはこの余裕のあるトルクなんだと実感しました。同じ考えで同じ型式に載っている人がいてくれるのは嬉しいですね」

 kazuさんのエスクード歴も20年に及ぶつわものだ。そしてBLUEらすかるだが、手伝いに連れてきた霙曰く

 「うちのエスクードがノーマル車にしか見えません」

 それぞれのエスクードの取材を行っている間に、バーベキューサイトでは天狗の森のつくばーどの趣向に従って、焼き肉焼きベーコンホルモンうどんにアップルパイ等等の美味いものオンパレード。
 さすがにデイキャンプの限られた時間であったため、定番のカレーライスまでは実現しなかったが、この場には来られなかった和邇さんとコムロさんによるエスクード25年、ESCLEV10年の記念コインストラップを配布することができた。
 昔ながらの骨格を持つ、四駆としてのエスクードの歩みは、巷の噂によればそろそろ終盤らしく、モーターショーでは「後継車ではなく車格の枠を埋める新種」が発表された。
 けれども、我々にとっては初代ですらバリバリの現役。そして修理や車検に預けながらも、今はOBに退きながらも駆けつけてくれる仲間に恵まれている。
 こんな日和に、天狗の森の空が色彩を失うはずなどないのである。