「ただ走りに行きたいんです。どこか行きませんか?」 というシン大尉の要請を受け、どのくらい走りたいのかと訊ねたところ、200や300kmは走りたいということで、急遽出かけることとなりました。 場所は内緒です。super−Sレイドに出題しているから。とりあえず、シン大尉の自宅から200kmのポイントを選び、万一のために補助要因としてコムロさんに手伝ってもらい、車ではなく人間の寒稽古です。 何を稽古するのかって、初代や2代目よりも性能の高まった3代目エスクードで長距離を走ったところで、稽古なんかになりゃしない。だとすれば稽古をつけるのはドライバーのほう。それも寒稽古と来れば、九州男児にして寒がりのシン大尉を(さすがに裸にはしないけれど)、寒風の吹きすさぶ岩場によじ登らせようという展開です。 体感温度はマイナス。風花も舞っている現地では、それでもここ数日の間に降っていた雪が溶けだしていました。 「さ、寒いんですけど。それより・・・ほんとにこれを登るんですか!?」 切り立った巨岩の岩肌は、まあ素人にはフリークライミングでは登れません。しかし連れてきた以上有無は言わせない寒稽古。裏技でも何でも使って登頂します。 「おおー、登ってみると海が見えるんですねー」 ワンダーフォーゲル出身のコムロさんは、寒さはさほど気にならない様子。こうなるとボーイスカウト出身のシン大尉も後には引けません。プチ高所恐怖症を発症させながらも、巨岩のてっぺんで寒さに耐えています。 正月早々行き当たりばったりなツーリング。水平線を見てしまったらそこまで行くべしということとなり、3台のエスクードは山を駆け下りるのでした。 海編は・・・ぬくぬくと魚を食ってたのでレポート無しです。 |
|||
※現地は公共の土地の中にあります。出かける際は車両の駐車は周囲に充分配慮し、 岩に赴く際は危険を伴いますので安全確保を怠らないでください。何かあっても保証しません。 |