「マウントジーンズから西郷村まで、誰もいませんよ」

 と、昨年暮れから本格的にプロシードレバンテ・ディーゼルに乗り始めた、みしゃこうしさんからメールが来ました。レバンテの試走に出た日は吹雪いていたという話なので、無理もないこと。しかしその情報に手をつけないのももったいない。
 吹雪いた直後なら、まだ圧雪だよ、きっと。
 その様な直感が、独り寒稽古に駆り立てます。え? ラッセルとか埋もれるとか? 勘弁してください。僚機がいれば引っ張り出してもらえますが、単独でスコップ振るうなんてやってられません。ただ圧雪の那須甲子道路を走ってくるだけです(どこが寒稽古なんだ?)
 なるほど、みしゃこうしさんが教えてくれた通り、ゲレンデ直下までは除雪のあとの僅かな圧雪で、せいぜい積雪5cmの硬めの路面。FRのまま、てれてれと登ってしまいました。ゲレンデを通過し、栃木から福島に入ったところで、轍はあるものの除雪からけっこう日数が経った様子に変化し、積雪20cmくらいの雪道に。
 せっかくの雪道なので、ここで四駆に切り替え、福島側を走ります。そのまま廃墟となっている白河高原のゲレンデも通過して、国道289号線まで、貸し切り状態のグッドコンディション。
 国道で白河へ下りようと思っていましたが、びしょびしょのシャーベット路面の国道を見て、これを走るなら雪道を戻った方が楽しいと、再び那須町をめざします。北関東と南東北の境界付近は、さらさらの粉雪で、車外にいても靴があまり濡れないのが良いです。
 うーん、どう寒稽古なんだか、ただ遊んでいるだけじゃないか。やってきた分の仕事をしなければと、Eレイド008を仕掛けてきました。ここはおすすめです。ぜひ常連に負けず一番乗りを!