つくばーど in 那須高原U
詳しくはスーパースージー072号で
 おとなの愉快、という言葉が、24年前にエスクードのデビューを飾った。
 いったいそれは何を示していたのだろう? 当時、エスクードの販売ターゲットは20代後半から30代半ばと言われていたが、そこに当てはめるなら、おとなというのは30代のことだろう。その頃、そのくらいの年齢だった人たちに聞いてみれば、あるいは何かわかるかもしれない。
 
 その当時、そのくらいの年齢だった人たち。
 さすがに当時からエスクード乗りとはいかなかったが、幾多の車遍歴を経て今、エスクードに乗っている。V6で3.2のTDB4Wを所有するローテックさんと、直4で2.4のTDA4Wを走らせる井の頭の住人さんだ。
 2人ともそれぞれにエスクードを手に入れ、ツーリングイベントで偶然の出会いを果たしている。同い年である。お互いに沢山の車を乗り継いできており、それらの選択は、その都度、ライフステージの変化によって変わってきた。

 ・・・あ、これ以上のことをここで書くわけにはいかない。

 こちらの仕事の都合が祟り、この取材は1日ずれてしまった。そのため、取材と歓談を適度に展開して、林道の1本や2本も走ろうと思っていたのだが、明け方には雨が降りだし、那須高原は尋常ではない寒さとなった。
 にもかかわらず、この2人の熱いこと。はなから上着など羽織らない(命あってのものだねなので、こちらは羽織らせいただきましたよ。だってすげー寒かったもん)
 冷やかしのエスクード仲間が店内から様子を伺っていることには気づいていたのかいなかったのかの、クルマ談義が展開する。ボリュームが大きすぎて、1000字ちょっとの連載には収めきれない面白さであった。
 愉快さなんて、それぞれの世代で異なるものだが、ライフスタイルにゆとりを持つおぢさんたちは、実はけっこうやんちゃ坊主である。いやそれじゃあ「おとなの愉快」にならねーよ。と、まあ原稿の方はこじつけを噛ませていくことになる。そのやんちゃぶりに、おとなの愉快が見え隠れしていることは、間違いない。