《街の顔になっていきます》

 千勝堂本店の隣に、小さな構えでお店を開いている「インドキッチン ドラゴンカレー」。本格ヘルシーカレーと窯焼きナンが評判。カレーってヘルシーなんだ?

「日本の一般的なカレーは小麦粉を使うために、カロリーが高い。うちは小麦粉ではなく香辛料とタマネギを使うので、カロリーは低いんです」

 実は、土浦駅ビル内の土浦カリーを立ち上げたのも、シルベスターさんです。お店が軌道に乗ったところで、ご自身がやりたいスタイルのお店として、ドラゴンカレーの開店に至ったのだそうです。

「さて、ご注文は何にしましょう?」

 つちうら伽哩物語の認定品ならレンコンチキンカレー・・・と思ったら、この商品は月曜日限定。日替わりおすすめの「フィッシュカレー」を。中辛でも、ほんのり甘みも乗っているの、タマネギを使うカレールーの特徴。トッピングの魚は鯖。ミニサラダと飲み物がついて、1000円。ライスかナンが選べますが、ライスを選択すると、これがボリューム満点です。

 土浦には「まちかど蔵」という見世蔵があります。江戸時代末期からの呉服商「大徳」の袖蔵、元蔵、向こう蔵を改装し、郷土資料の展示や特産品の販売、観光案内をしているスポットです。もう一軒、 商家「野村」の母屋と袖蔵、文庫蔵、レンガ蔵を改修し、機織り体験や民俗資料の展示・解説などを行う傍ら、レンガ蔵が喫茶店になっており、ここでツェッペリンカレーが土曜と日曜日のみ、1日30食限定で食べることができます。が、ここはついつい、珈琲を飲みに行く場所として認知してしまっている・・・

 老舗といえば、昭和25年の創業以来、どら焼きを作り続ける土浦の銘菓職人の店、志ち乃があります。「栗どら」「梅どら」が定番商品でしたが、カレーを「土浦スパイス」として組み合わせ、パッケージも特製の「伽哩銅鑼」という新領域を広げています。
 土浦のダウンタウンを離れて、蓮田が広がる郊外へ出て行く街道沿いに、創業以来ずっとお店を構えています(研究学園都市内に支店もある)
 とにかくどら焼きです。こんなに種類があるのか!というバリエーション。さらに1年間に12種類の月代わりどら焼きが、毎月のお楽しみどら焼きとして登場します。販売期間はそれぞれ1ヶ月の限定。食いっぱぐれたら、1年後の再会を待つしかなく、自分で気に入っても下位人気3種類は毎年入れ替わってしまうため、2度と食べられない商品もあります。
 今回の締めくくりは、霞ヶ浦畔、土浦京成ホテル内のレストラン「ラ・パティオ」で出しているチキンとレンコンのカレー。これも「つちうら伽哩物語」の認定品ですが、2007年3月末で京成ホテルが閉店し、幻の料理となってしまいました。
 ちょっと酸味のあるカレーで、ココナッツミルクで辛さを抑えてあり、しつこさがない。チキンのボイルが相対して、ほんのりと肉の甘みをもたらしてくれるので、子供でもそのまま食べられました。ランチタイムには、ミニサラダとワンドリンクサービスがいて、1000円という価格はなかなかよかったのだけれど。

 18の認定品は、一度や二度では探検しきれません。そのうち第2弾を・・・いつになるかは未定ですが、やってみようと思います。
 それはともかく、なんでつくばーどでカレー探検なのだ? と思われましょうが、つくばーどのイベントとカレーライスは、古い縁があるのです。天狗の森でのカレーコンペに始まって、赤城でのイベントの折にはE−ACTのシン大尉などが「カレーはつくばーどでだけ作る」と、イベントの顔を献立してくれました。最近はカレーライスが独り立ちして、独自のイベントメニューになりつつありますが、それだけフルシーズン出せる身近な料理という側面と、街興しの素材として活路を見いだすだけの奥の深さがあるのですね。