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2001年5月、嵐田・春夏組のらすかる(そうなのである。この頃、まだらすかるには、あーまーど装備が施されていなかった)は、池の平界隈で路頭に迷っていた。
上越のエスクード乗り(現70プラド乗り)のきうさんと、ジムニー乗り(現ランクル70乗り)のふっじいさんが企画してくれた『とん汁ミーティング』に参加するため、真夜中の上信越道を妙高高原までやってきたものの、ビバークを予定していた24時間対応の温泉施設が、入り口に「いま深夜営業やってません。開店は8時からね」旨の張り紙を出していたのである。
午前4時。国道を下った道の駅あらいくびき野の集合は、10時だ。
ど、どうするっ!? 確か開業の一番早い温泉でもあと2時間くらいは待たねばならない。
しかしこういうとき、春夏秋冬氏は余裕をみせる。
「山の写真と森の写真でも撮ろうぜ」
これぞつくばーど流儀のいきあたりばったり。らすかるを降りて、池の平のブナの森にそっと入り込む。端から見れば、ネイチャーカメラマン。その実、眠い。仕事が退けてからそのまま走ってきたため、風呂と仮眠を逸したのは痛恨事であった。ついでに腹も減る。 |
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