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《初夏の街道をひた走る。そうだ、とん汁を食いに行こう》
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2002年6月、再び仲間たちは新潟県新井市にやって来た。
今年はちっょと違う。あの温浴施設、ランドマーク妙高高原でのビバークが可能となったのである。昨年は、営業シフトの関係で、たまたま夏場を除いて終夜営業を休止していたのだそうだ。
いやー、昨年は辛い思いをしたですよ。と、その逸話を話せば、フロントのお姉さんは、
「そういえばそんなことがありましたねえ」
昨年、開業時間を待ちきれずに、玄関を掃除しているお姉さんに「まだーっ?」と詰め寄ったのを覚えていらっしっゃた(み、みっともねー)
ともかく、深夜の露天風呂にのんびりと浸かり、仮眠室でぐっすりと眠れるのはありがたいことである。妙高や新井に出かけるパターンが、こうして定着した。
今回も、地元上越在住のきうさん・ふっじいさん組が幹事を引き受けてくれ、たちばなの席を確保(午前11時には満席となってしまうのだ)。待ち合わせの道の駅には、昨年のツーリングに参加できなかった面々がやってきた。前回は、コンバーチブルがいたため、ショートのエスクードは2台だったが、この日ハードトップは、あーまーど化を済ませたらすかるただ1台。 |
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『たちばな』のとん汁定食は、普通盛りに豆腐一丁、大盛りで二丁まるまる入っている(小盛りだと二分の一丁)
じっくりと煮込んだバラ肉がほんのり甘く、タマネギはやわらかく、とろける寸前。普通盛りで充分に満腹する。
2人前からテイクアウトも可能で、持ち帰り用の容器代を込みにしても、2人前で1600円、10人前で7300円。現在、普通盛り定食が750円(ただしご飯、香の物が付く)であるから、とん汁だけであっても悪くない。にぎりめしなどのサイドオーダー(すごいですね、ご飯ものがサイドオーダー)も可能なので、やろうと思えば、ここでとん汁を調達し、林道ツーリングをしながら、妙高や斑尾の山々や、野尻湖の湖畔、上越の海辺でオフラインミーティングが出来るのである。
何か不備があるとすれば、たちばなのとん汁定食にはまってしまうと、他の場所にもあるであろう、うまいモノや名物を食えなくなってしまうことだ。日帰りツーリングでは腹がふくれてしまい、ハシゴが利かない。
それでも、不意に食いに行きたくなるのが、とん汁定食なのだ。2003年はお休みとなり、ツーリング企画は消えたかに思えたが、2004年に「やっぱり食いたい」で、夏と秋のつくばーどとして、二度も食いに出かけることとなる。
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