≪フォーミュラタイプなのに名前がディーゼル?≫


 宇宙一の始末屋を名乗るブンバイオレットが連れ歩く、人型ロボットのように見えるがやっぱりブンドリオ同様の宇宙人。その名をビュンディーことビュン・ディーゼル。
 え? 人型から変形する機械生命体の姿は地球で云うところのフォーミュラマシンなのに、ディーゼル? そこは深く突っ込まない方がいいのかもしれないが、どうやら「ワイルド・スピード」でドミニク・トレット役だった俳優の名前にあやかっているらしい。


 ビュンディーもまた人より多少背の高い等身大から巨大ロボクラスにサイズを変える。
 ブンドリオがトレーラーに変形するように、彼はフロントノーズとリアホイールとサイドパネルを分離させ、起こしていた上半身を仰向けにして両腕両脚を展開し、ビュンビュンマッハ―ロボへとスタンドアップする。
 分離したフロントノーズは彼専用のボウガン系飛び道具となり、リアパネルは背部ウイングとなって飛行も可能とする。
 フォーミュラマシン形態ではビュンビュンマッハ―と呼ばれている。
 ブンブンジャーとは反目し合う間柄のようだが、ブンドリオと同郷であり、その母星の技術が用いられているためか、分離した飛び道具やウイングはブンブンジャーロボにもドッキングすることができる。
 ビュンディー自身が気付いているかどうかは定かでないが、彼の体躯を構成する各パーツや装甲は、それぞれのモジュールのジョイントが弱く、うっかりしているとあちこちバラバラになってしまう(玩具の話だけど)。なかなかフラストレーションの溜まる構造だが、これは各部をパージしやすくすることで、逆に破損のリスクを軽減しているものと思われる(あくまで玩具の話)