《蒼き槍騎兵の都市伝説》
万物の霊長となるべく地上に誕生した生命体には、それぞれ異なる属性を備えた53の種が存在した。
その肉体は不死身であり、個々の生存を賭けた闘いが繰り広げられ、約1万年前に形跡が途絶えた。彼等の活動を封じ、勝ち残った生命体が人類の祖先だと言われている。それはしかし、進化論の理屈から逸脱した闇の歴史だ。
この地球生命起源の謎と、人類の進化の謎を探求する人類基盤史研究所「BOARD」は、形跡を閉ざした不死身の生命体をアンデッドと呼び、彼等が何者かの力で封印されたカードの幾種類かを手に入れていた。
アンデッドの命を奪うことは不可能だが、ラウズカードと呼ばれる封印によって活動を抑え込み、逆にカードの応用で封印したアンデッドの能力を引き出すことが明らかにされていた。
ある日、「BOARD」内部でアンデッドの封印が解かれるというトラブルが起こり、街に野に、アンデッドが解き放たれてしまった。その事件以前から、未封印のアンデッドを捕獲するために、「BOARD」は装甲強化服・ライダーシステムを開発し、二人の鎧の男がアンデッドとの戦いを始めていた。
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