《トミカタウンのビル街を巡回》
 トミカタウンは都市密度の高さに対して、流入交通量も増加傾向にある。大型特殊車両を犯罪抑止力とするハイパーブルーポリスも、日常実務においては高機動さを必要としており、いくつかの小型車両を保有している。
 ブルーガゼルは、トライクスタイルの白バイであり、ガソリンエンジンと超伝導リニアモーターを搭載したハイブリッド三輪駆動車。リニアモーターはフロントホイールの駆動システムに用いられているらしい。
 全長2.8m、全幅1.3mというサイズと愛嬌のあるフォルムによって、隊のマスコットのような存在に見られがちだが、最高速度は280km/hを誇り、ビークル系では超大型パトロール・ソニックランナーの400km/h、小型パトロール・ブルーフェニックスの320km/hに次ぐ駿足だ。
 また、リニアモーターシステムを応用したモードでは、無音に近い追尾走行が可能であるなど、犯罪者の追跡・検挙には高い実力を持つ。
 配備台数は不明だが、ヘッドレスト部分に赤色燈を埋め込んだ仕様があり、この仕様ではフェアリングシールドがクリアイエローのものに換装されているほか、リアカウルに「HYPER BLUE POLICE」のマーキングが書き込まれていない。