シグマバリアの影響は電磁波を攪乱させ、大気圏突破も高高度飛行も不可能な世界へと地球を変貌させた。飛行技術はヘリコプターなどの低高度低速度に限定されている。
大戦の終結後、地球は徐々に復興し、世界統一国家が樹立された。しかし、シグマバリアを解除することはできず、人類は航空技術を大きく抑制されていた。地球上ではその代替トラフィックとして自動車社会の発達が著しかった。
ガルビオン/サーカスTは、この時代に生まれ、大戦後には一時的に放棄されていたたメタルバトラー技術を盛り込んだ6輪の大型自動車、ロードファイターである。特務警察”サーカス”が運用し、状況に応じて、メタルバトラー形態のガルビオンに変形して、シャドウのメタルバトラーを相手に戦いを繰り広げる。
サーカスT形態時は最高速度380km/h、ガルビオン形態時でも150km/hの走行速度を誇る。
主要武装は、内蔵式のショルダーミサイルランチャー、マニピュレータによる携行銃、防御シールドなどがあるが、格闘戦も得意とする。サーカスTとガルビオンの中間形態として、ロードアタッカーがあるが、ロードクリアランスが多少確保される程度で、主たる用途が不明。
後に支援担当のガルビオンII(ゼクター)/サーカスIIIも投入され、ガルビオンと連携をとるほか、ガルビオンと強化合体するフォーメーションが完成する。なお、サーカスIIは移動指令本部兼トランスポーターがコードを割り当てられている。
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