仮面ライダーXのクルーザーは、単体で深海への潜航が可能という設定だが、オートバイの形でそれを成し得るからこそスーパーバイク。という考証はわかる。わかるけれども納得できない。
神ステーションを作るほどの財力や設備投資があった神敬太郎教授ならば、クルーザーにはオプショナルパーツの一つや二つは用意されていたのではないか? そこに想像力を働かせて作ったのが、クルーザー・ダイバースペック。前後輪にフロート・バラストユニットを装備し、リアユニットは推進ポッドも兼ね備える。しかし何のジャンクパーツを流用したかがバレバレというところに、この仕上げの最大の問題がある。推進ポッドは仕方がないにしても、前後輪に下駄履きさせているフロート・バラスト部分のパーツ流用は、わりと収まりよくできたとは思うのだけれど・・・
なお、フロート・バラストユニットは、予算の都合上完成品ではない。実際には同じ形のパーツをもうひと組用意し、上下貼り合わせをしなければならない。それをやるためには、Gコレのあのモビルスーツをもう一個調達して、この部分以外を捨てることになる。
|