大量発生型相変異バッタオーグが扱うサイクロンは、外見を見た限りではバッタオーグ第1、第2号のものとの差異はないようだ。
つまり基本性能は同格と思われるが、それぞれのサイクロン自体にスペックが謎という壁があるため、いわゆるショッカー謹製・正真正銘ショッカーサイクロンもまた、性能不明と分析せざるを得ない。
ただ、第1、第2号のサイクロンに刻印されている核反応用物質補給口のマークがショッカーサイクロンには見当たらない。先の2体と大量発生型を製造したチームは異なると言われている。ショッカー内でこうした派閥か縦割りの組織運用上、各技術の情報共有が行われていたかどうかは怪しいところがあり、大量発生型を作ったチームにはサイクロンの基本設計はあっても細部の、こと反応炉に関する技術を扱える情報が無かったのかもしれない。
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