彼の名はジャンパーソン。国家機関の特務捜査員なのか、民間企業のエージェントなのか、社会に対する公式発表はなにもない。現場の捜査員も一般市民も、彼については何も知らない。彼は常に、単独で行動する。殺戮兵器として生を受けた宿命を背負い、その十字架に対して誓った言葉が、
「Janperson For Justice!」
彼を事件現場に運ぶ、彼の分身とも言うべき捜査車輌・ダークジェイカーもまた、攻撃兵器の素性を持つが、警察機構の手に負えない凶悪犯罪組織を殲滅させるために、その力が行使される。
前方に大きく張り出したコクピットブロックは、遠隔操作も可能な飛行ポッド・スカイジェイカーとして分離し、ジャンパーソンを空から支援するか、或いは彼のパイロットで敵を追撃・攻撃する。
このとき、地上に残った車両本体は、格納されていたビッグキャノンを展開し、自走砲台・ランドジェイカーとして稼働できる。
ダークジェイカー単体では、最高速度700km/hの移動が可能だが、長距離・高速移動と補給・簡易メンテナンスの必要性から、後に空輸装備・ジェイガリバーが、ジェイカーシステムに加わる。
ジェイガリバーは、ダークジェイカーを腹部に搭載するほか、スカイジェイカーとのコンバート機能であるマリンジェイカー、ドリルジェイカーを機体後方につり下げており、移動基地として陣を構え、作戦用途に応じて3種類のジェイカーポッドを換装する役目を担う。全てのジェイカーマシンが搭載された状態は、グランドジェイカーと呼称される。
グランドジェイカーの完成により、ジャンパーソンは、ほぼあらゆる地形、現場への突入が可能となった。
|
|
|