《雷撃、突撃、攻防一体のデカマシン》

 レスリー星の宇宙警察に配備されていた特殊デカマシン。キラータンク軍団の総攻撃を受け壊滅的な損失を受けたが、この1台だけが破壊を免れ残っていた。
 4輪駆動の巨大なタイヤを持ち、どんな悪路でも走行可能であるという。単なる4輪駆動ではなく、4輪独立駆動制御機構を有していると思われる。各ホイールは外側に90度展開し、水平状態にまで移動するのである。ホバークラフト能力を有しているかもしれないが、このホイール展開は、デカレンジャーロボなど各種Dロボとのコンビネーションを行う際、シールド機能を担当する本マシンの“投影面積”を拡大するためのものらしい。
 ブラストランチャーから発射される光弾は、鉄筋コンクリートのビルを一撃で破壊する。また、車体下部には巨大剣「ジャッジメントソード」と同様のブレードを収納している。
 宇宙警察の各デカマシンは、それぞれコンビネーション武装を念頭において開発されており、地球署のデカレンジャーロボとも「特捜武装」が可能だ。

 機械の体に魂を宿した超攻撃的生命体犯罪集団“ガスドリンカーズ”が、地球に襲来した。彼等は、レスリー星の軍事機密が入ったケースを奪い取って逃亡している。
 デカレンジャーロボの迎撃によって宇宙艇は撃墜されるが、ガスドリンカーズの反撃は激しく、特捜戦隊は太刀打ちできない。ガスドリンカーズはその場を逃がれ姿をくらませる。。
 特捜戦隊はケースの回収には成功した。軍事機密とは、突然変異によって生まれたウィルスで、犯罪組織の手に渡った場合、細菌兵器として利用されるおそれがある。
 特捜戦隊の一人、赤座伴番は、捜査の途上で、酒場の歌姫マリー・ゴールド出会う。不思議な魅力を持つマリーに一目惚れする伴番だが、彼女はSPライセンスを所持していた。
 彼女はレスリー星のスペシャルポリスだったのだ。
 地球署最大最悪の危機が迫る。特捜戦隊はこの事件を知恵と勇気と力業で解決していく・・・
 
 というのが、劇場版「特捜戦隊デカレンジャー THE MOVIE フルブラスト・アクション」のあらすじ。
 ブラストバギーは、本作品に登場するゲストマシンで、単機では突撃型AFVだが、背部ランチャーはデカレンジャーロボなどの携帯火器に、ボディはシールドに分離し、特捜武装となる。
 通常、単機での運用は、ランチャーを展開してのら砲撃・雷撃モード、ブレードを展開しての突撃モードなどの形態で行われるようだ。