もはやビークルとは言いようのない、戦艦かと思いきや、なんと5機のうち主軸となる2機にはローラーやタイヤ・ホイールが付いている。このゴーゴーボイジャーは、分離・合体のフォーメーションで、陸・海・空あらゆるフィールドで運用できるらしい。とはいえ、14号機のゴーゴーコマンダー、16号機のゴーゴーファイター、17号機のゴーゴーアタッカーはそれぞれ空中管制機、戦闘機、戦闘爆撃機なので、本稿では割愛。15、18号機については、もうしょうがないの一言である。

《超絶の巨艦》

 ゴーゴーキャリアー
 ゴーゴーボイジャーのほとんど全部を構成していると言っていい、ゴーゴービークルシリーズ最大の大型輸送車。全長57.8mというから、コン・バトラーVが寝ている状態に等しい。ネオパラレルエンジンのパワーを伝達する駆動輪は、直径22mにも及ぶ。二足歩行形態・ダイボイジャー合体時には腰部と脚部を担当する。
こんなばかでかい車体で時速300kmもの高速移動を可能としている危険きわまりなさゆえ、他の機体と共に封印されていた。
 ゴーゴーローダー
 
ゴーゴーポイジャーのほとんど全部のうち、「ほとんど」くらいを構成する? 車体前部の巨大ローラーは、とにかく障害物を踏みつぶしてしまう圧倒的なパワーを誇り、ダイボイジャーの両腕・拳を担当して、敵を殴りつける。キャリアーの前部にドッキングし、ボイジャーの艦体そのものを完成させてしまう、あきれるほどでかいロードローラーである。
 ゴーゴーボイジャーは、サージェス財団の中でも、13号機までとは別の開発陣によって建造されたらしい。
 ダイボイジャー
 ゴーゴーボイジャーが分離し、フォーメーションを組み替えて完成する超絶巨大ロボ。ロボである以上割愛。どう見ても、趣味的に戦艦形態の方が受け入れやすい。