《常識外れの究極機械》
 専用搭乗者の脚力を加えることで新幹線の速度はおろか時空をも超えてしまう恐るべき自転車。有無を言わさず高速道路に乗り入れたり、いきなり校舎の4階に現れたりする。もちろん水陸両用で、練馬区で消えた後宇南山公園の池に出現したりの破天荒ぶりである。
 その強度は「一度に11人乗り」してもある程度は平気。しかし壊れないわけではなく、4種類ほどのバージョン違いが確認されるように、ときどき修理も受けているらしい。
 この自転車の最大の謎は、トランスフォーメーション能力を有することで、究極戦隊の巨大ロボ・ゴーテンキング、後にゴーテンキングΣなどに変形してしまうことである。
 しかし専用搭乗者は、どういう原理で変形・巨大化するのかをまるで理解していない。