|
ライダーシステム・レンゲルの誕生には、人間の姿を借りた上級アンデッド・伊坂の暗躍が関わっている。
人類基盤史研究所・BOARD専属の2体の仮面ライダーや、謎のライダー・カリスの力を凌駕する最強のライダーシステムを作り上げ、自らが支配できるライダーにしようとした伊坂は、仮面ライダーブレイド・剣崎を誘拐・人体実験してデータを収集する傍ら、仮面ライダーギャレン・橘を利用し、レンゲルの力の根源として必要なカテゴリーA、スパイダーアンデッドを手に入れようとした。この企ては、伊坂のさらに背後で糸を引く天王寺という人物の差し金であったが、仮面ライダーたちの間に生まれつつあった信頼の前に破れ、伊坂自身(ピーコックアンデッド)がギャレンによって封印されている。
レンゲル専用マシンであるグリンクローバーは、伊坂が操っていた謎の組織によって拉致され、精神支配を受けていた烏丸啓(BOARD所長)らの手で設計・開発されたものと思われる。
クラブジェネレーターと呼ばれる、ブラックボックス化されたエンジンを搭載している。その作動原理は解き明かされていないが、フル加速で320km/hに到達する。
ブレイド、ギャレン、そして仮面ライダーカリスのマシンに比べ、最高速度は劣るが、ジャンプ力は群を抜いている。また、特殊素材「エンペラーレジン」で成型されたボディは突撃能力に長けており、フロント、リア部に搭載されたマイクロミサイルなど、火力性能を誇る。
仮面ライダーレンゲルによる遠隔操作も可能で、そのリンクには生体コンピュータ「バイオブレインケース」が機能し、自律走行する。ブルースペイダーやレッドランバスの開発ノウハウが応用されていることから、ライダーシステムの一環として、同様にマシンのラウズ機能となるモビルラウザーを搭載している。
|
|