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発展と拡大を繰り返すトミカタウンには、特殊装備を駆使して安全維持にあたる機動警察が存在する。全国の警察官から有能な人材を抜擢し、6名のエキスパート隊員と1頭の警察犬で編成された「ハイパーブルーポリス」がそれだ。
彼等は空と陸からタウンのパトロールを展開し、事件・事故現場に急行する。その特殊装備は交通課と機動隊をミックスした車両編成に代表され、全長17.4mにも及ぶスーパーパトロールカー・ソニックランナーや、無音飛行・ウィスパーモードを誇るジェットヘリ・ブルーファルコンなどが配備されている。
最も大型で搭載装備の豊富な装甲車・ガードランナーは、全長18.2m、全幅7.5m、全高7.2mで、搭載車量を除く自己装備重量は180tにも達していながら、最高速度は160km/hをマークする。
先行配備されていた特殊装甲車ブルーハスキーは、全長9.6m、重量19tにして、同等の最高速度。ハスキーよりやや小振りで全長7m台の情報収集車ブルーバッファローでも180km/hであることを比較すると、いくら装甲による重量増加に対処するためとはいえ、ガードランナーは無駄ではないかというほどのハイパワーエンジンを備えている。ただし、このエンジンに関しては、型式や具体的なスペックは公表されていない。
しかしガードランナーの主任務は、むしろ強固な装甲によってテロからの市街地防衛に特化されており、フロント両サイドにスモークディスチャージャー、リアサイドに大型投光器や放水銃を持つほか、カーゴ部内のコンテナAによる機動車両の搬送、コンテナBによる簡易検問所の設営が運用の大半となっている。
ペイロード面では、コンテナA以外にキャビン部下にも格納庫があり、小型車両は合計2台、コンテナ牽引車1台の搬送が可能だ。装甲車としての設計が基本であるため、サイズの割には積載能力が大きいとは言えない。
トミカタウンにおいて凶悪犯罪や大規模テロ活動という事件勃発も聞かれないことから、このようなオーバースペック車両の存在の是非はさておき、抑止力としての効果は上がっているものとみられる。 |