《トミカタウンの交通安全を担う》
 ハイパーブルーポリスの機動力は、ガードランナーやブルーバッファロー、ハスキーのような特殊トラックに目が行きがちだが、小型パトロール車両の稼働率の方が圧倒的に高い。
 小型パトロールは高速トラフィック、都市警備などの用途別に配備されている。そのひとつ、高速機動班に振り分けられたのが、HBP01ブルーフェニックスだ。
 軽量かつ強固なモノコックボディを実現するため、特殊素材によって構成されるボディは、全長4.2m、全幅1.8m、全高1.1mで、エンジン、駆動系を組み込んでもわずか1.2tの重量。
 1970年代のフランス車とイタリア車のようなラインに見えなくもないが、リアエンドにはTOYOTAの文字が確認できる。
 エンジンは専用開発といわれるものの、詳細は不明。最高速度は時速320kmと発表されている。
 一方、都市警備用など多用途に用いられるHBP03ブルーラットは全長3.m、全幅1.3m、全高1.6m、重量1.0tのミニパト。指揮官用としても稼働する。
 スプレッドウイングズグリルを持っていることから、21世紀初頭に軽自動車からは撤退することとなった富士重工のスバルR1をベースにしたと思われる。スペックは不明だが、最高速度は時速240kmをマークすると言われている。