解錠展開でバイクに巨大化》
 L.V.‐01サクラハリケーンはアーマードライダー鎧武、黒影、ブラーボが、L.V.‐02ローズアタッカーはバロン、龍玄、グリドンが所有するロックビークル。
 掌大の錠前型ロックモードで携行されてているが、変形装甲ともいうべきロックシードと同様、人為的に技術投入して作り出されたものと思われる。側面の解錠スイッチによって、ビークルモードに変形・巨大化する。この技術がどこからもたらされたものかははっきりしていないが、ユグドラジルコーポレーションが秘密を掌握していることに疑いの余地はない。
 それぞれ花の形をしたカウル部の制御装置・ブルームプロセッサー(バドプロセッサー)がシステムの中枢で、ディメンション・インジケーターの情報を空間投影できる。
 車体にはディメンションシフターと呼ばれる空間転移装置を搭載し、桜や薔薇の花弁状の光が空間に裂け目を作り、ヘルヘイムの森へ移動できる。その際、重力異変や衝撃波も発生するが、フロントフェンダーのフロントバイン(フロントソーン)からエネルギーシールドを放射して搭乗者を保護する。
 このエネルギーはリアサイドパネル部の発振器ペタルリーフ(ペダルグリッド)によって供給されている。カウル上部のシールドチップ(シールドフレット)はレーダー機能、走行条件情報収集装置。
 驚くべきはロックビークルの主動力で、この2台にはYGE001という4サイクル直列4気筒のガソリンエンジンが用いられている。しかし排気量は不明ながら、最高出力86.3kwという数字はかなりのチューンがなされていると思われる。ディメンションシフターからのパワーサポートを受ける場合は、この出力も跳ねあがる。
 亜空間走行時には外部からの振動や衝撃を激しく受けるらしく、アンチェインドロッカー装甲によって動力伝達系統を保護している。
 最高速度は245km/h。高さ154m、飛距離616mのジャンプが可能で、強化された油圧ディスクブレーキ・ベルハウジングドラムは通常の4割程度の制動距離でマシンを停止させられる。これはオールラウンダー性能を持つタイヤ・ラジアルグラウンダーの材質性能にも補佐されている。こうした激しい加減速や亜空間を含むあらゆる走行フィールドで搭乗者を安定させるために、座席に位置するプラナスシートは特殊樹脂が用いられており、搭乗するアーマードライダーやタンデムパッセンジャーの乗車姿勢にあわせてシート形状が自在に変化し、バランスが崩れる危険性を排除している。
 ※( )内はローズアタッカーでの名称。

 ロックビークルのテクノロジーは、明らかに各種武装形態を有するロックシードから応用されたものと思われる。サクラハリケーン、ローズアタッカーがともに試作品であるように、既存の機械技術との組み合わせで、オートバイ以外のメカニズム能力をロックシードに移植する技法が存在する。巨大武装となるスイカロックシードもその一つだろう。ホバータイプのダンディライナーなども確認されている。