《世界最小のライドアーマー》

 1974年。世界初の「ミクロ細胞」開発研究の成果として、人類と比較して1/18というサイズにもかかわらず、驚異的な生命力と活性化能力ならびに高度な知性を有するヒューマノイド・ミクロマンが誕生した。しかしその副産物として出現したミュータント、細菌融合兵器・アクロイヤーXの破壊活動と、アクロウィルスによる人類殲滅が始まろうとしていた。
 その驚異から人類を防衛するため、封印されていた開発研究が30年の時を隔てて解除され、ミクロ細胞からアクロウィルスの免疫抗体が発見される。これを機に、アクロイヤーXの捕獲を遂行する目的で、新たなミクロマンが開発された。
 マスターフォースと名付けられた4体のミクロマンは、それぞれの特性に応じて陸・海・空の作戦行動に適応する専用武装を身につけ、世界中に出動していった。
 マスターフォースの4人目にあたるミクロマン、オートマスター・ライアンは、コンピュータ・オートミッションを搭載したミッションブレストと呼ばれる専用アーマーを装備する。ライアンの神経信号に反応し、脚部に取り付けられるソニックウィールの速度制御や方向指示を自在にコントロールでき、地上での高速戦闘を可能としている。
 このアーマーは、ライアンの体からパージされ、超小型モーターサイクル「オートライアン」に変形し、さらなる超高速戦闘をサポートする。