《人魚の尾鰭》

 科学アカデミが結成させた超獣戦隊は、当初は3人のライブマンで構成されていた。
 ライブマンはそれぞれ専門分野の科学知識取得とと技術養成を受け、陸・海・空各担当の作戦行動用メカニックを自主設計・開発製作を行っている。
 ブルードルフィンのコードネームを持つ岬めぐみは、ライブロボの脚部となるイルカ・ベア型水陸両用潜水艦・アクアドルフィンの操縦を担当する海洋戦闘のエキスパートである。
 モトマシーンは、カウルが各自の超獣の頭部をモチーフとした地上戦装備であり、最高速度310km/hを誇り、20mのジャンプ力を有する。
 めぐみの所有するモトドルフィンは、ブルーのボディーにホワイトのアクセントライン、イルカ型のヘッドカウルが特徴だ。
 レッドファルコン、イエローライオン両名のモトマシーンとは、機能的な差はないが、ジャックナイフとフローティングターンを応用した、リアタイヤでのサイドキックは、人魚の尾鰭がはねるような優雅さと共に、強力な破壊力を発揮する。
 基本性能は各モトマシーン共通だが、モトドルフィンとモトライオンは、カウル内にバルカン砲を内蔵、モトファルコンのみがマイクロミサイルを搭載している。