ミラーワールドに生息する様々なモンスターの中で、唯一、2名の仮面ライダーと契約を果たしていたコオロギタイプのミラーモンスター、サイコローグ。
コオロギの特性を持ちながらも、極めて人為的な構造変革を促された(ミラーワールドやミラーモンスター自体が、幼少時の神崎兄妹のイマジネーションによって大きく操作され、構築されている)その能力は、自らのボディをサイコローダーと呼ばれるモト状態に変形させ、契約者である疑似ライダー、オルタナティブやオルタナティブ・ゼロを背中に乗せて疾走することだ。
もちろん、サイコローグ自体にも意志はあり、通常はコオロギ/ヒト型融合のモンスター形態であるが、オルタナティブ、オルタナティブ・ゼロのカード能力「ホイール・ベント」の発動によって、サイコローダー形態へ移行する。
この形態変化は意外な合理性を秘めており、ボディ各部のジョイント(或いは関節)の可動機能によって、ウイリー状態からフローティングターンを行う際、上半身部分だけを自在な角度に振り回すことが可能で、目標物に対してフロントホイールを垂直にも水平にも叩きつけ、ヒット時の破壊力を収束したり拡大することが出来る。また、この角度調節は前後サスペンションの可動範囲を超えた接地性を実現し、極端な不整地での走行性能にも大きなバランス保持システムとして活用できる。
これらの能力は、ほとんど明らかにされることが無く、謎の多いミラーモンスターだが、ミラーワールドに置いて与えられている総合攻撃力は6500APにも達しており、単体での実力は高い。
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