ドイツのRIETZE社からリリースされた、1/87スケールのグランドビターラ。つまり3代目エスクードとして初のスケールミニカー。
なんだってまたこんなに小さく作っちゃったのか? と初めは思ったのだが、HOゲージとの組み合わせでジオラマの一部に置いて楽しむという趣向が、欧米では人気らしい。
軌間(レール幅)が16.5mmで作られているHO ゲージ鉄道模型の車両は、日本形で縮尺1/80、欧米形では縮尺1/87で設計されているそうで(KATO社)、これがこのミニカーのスケールに由来している。
ここ数年ブームになっている食玩スケールでもこのくらいのものが主流? 素材はオール樹脂(便宜的にプラスチックと思っていただければ)で、重量感は皆無。しかし車内のある程度の作り込み(もちろんグランドビターラなので左ハンドル)と、外観の基本ディティールは申し分ないレベル。縦横のバランスは、ポッカの景品だったラジコンよりも優れている。
細部をみると、サイドアンダーミラーは国内仕様でないためオミットされているが、ドアミラーは再現され、各ランプユニットもクリアパーツ。リアハッチにはSUZUKIの文字も印刷されている。
いったい何色存在するのかは不明だが、今回手に入れることができたのは5色。実車に存在するクリアベージュと、カタログ落ちした赤は、ミニカー側に無いのかどうかわからない。RIETZE社のサイトでは、ここには無いシルバーがラインナップされていた。
日本国内では1450円税込み(ガンメタルとブルーメタルは1550円)という価格のようである。さてこの価格を高いと思うか安いと思うかは、各位の趣味性に委ねようと思う。くれぐれもオークションでつり上げられたりしないように。
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