電動ラジコン・エスクード
  クルマの人気のバロメータは、おもちゃに反映されていると思うのです
が、エスクードは未だにまともなミニカーが出ていません。ブラーゴのアレ
は、キョーショーなどの精密ものと比べたら泣けてくる出来栄えです。
それでも、エスクードはスケールプラモデル、プルバックトイ、モーターライ
ズトイなどけっこうフォローされた方です。
ここに紹介するのは、3メーカーから発売されていた電動ラジコンです。
《タイヨー製サウンドブラスター》

ギミック満載の笑えるエスクード。
その1
本体の電源を入れ、メインスイッチを押すと、「イグニッションサウンド」 が響きわたり、続いて「アイドリングサウンド」に切り替わる。
その2
プロポを操作し、前進・後退をさせるときに「アクセルサウンド」。左右にステアを切ると「スキールサウンド」が鳴り響く。
その3
ギア比が変えられる。
その4
実は四駆ではなく、「RR」。

 周波数の異なる白と黒の2種類が存在。画像中のインビエルノ・ブルーのエスクは、89年版ヘリー・ハンセンモデルのボディカラーを再現したもの。
この色を出すには、青と銀だけでは不可能でした。四苦八苦しながら、「赤を混合させる」ことに気づくまで一ヶ月かかりました。



《ニッコー製オフロードランナー》

 唯一のハードトップ・・・と思ったら、これはコンバーチブルに後付けトップをと
りつけたレジントップ的なデザイン。子供が他のラジコンをいじりたがるので、
壊されてはたまらんと、子供用に導入しました(ほんとに子供のためか???)。
これも周波数を変えた白と黒の2種類が存在するが、「赤いのもある」といううわ
さ。
フロントにグリルガードが付いていたが、うっとおしいデザインなので排除。


《アサヒ製バーニングスピン》
確認されている電動ラジコンでは最大級サイズ。電動であってもラジコンしてる
なあと思わせてくれる押し出し感があります。
しかし、このモデルは四駆は四駆ですが、右左折は「それぞれ片方の側のタイ
ヤが駆動する」という、戦車のような駆動システム。そのために、実車では絶対
に不可能な「その場スピンターン」ができる。また、前後バンパー部に補助輪が
あり、これを駆使するとウイリー&ジャックナイフ走法(バイクじゃないんだよぉ)
も可能。
ハイパワーにて転倒率ナンバーワンでもある。電源は唯一、ニッカドによる充
電方式。
周波数帯の違いは、青と赤で識別しています。
製品は、実に下品なファイアーペイント(シールで表現)なので、これはすべてひ
っぺがし、一部シールを除いて気ままに作り直しました。


        《実はレイジングの復刻であった。そのレイジングも復活》

 朝日のバーニングスピンは、実はかつてリリースされた「レイジングモンスター」の復刻というシリーズでした。これより小型の「レイジングブル」のほうが、エスクード以外の形としても発売されていて、ネーミングはそちらの方がよく知られています。
 2003年に、復刻の復活で、モンスターが当時の商標に戻されてリリースされ、これらのエスクードラジコンを再び手に入れられるようになったのは嬉しいことです。