大型レスキュービークルの第2号車両・レスキューセイバーは、装甲放水車という基本性能を持ちながら、レスキューストライカー以上の攻撃力を有する。これは苛烈を極めるネオテイラーの超災害発生源・テラリセッターが出現したことによる、専守防衛のなかの火力増強と思われる。火力とはいうものの、レスキューフォースの任務は対超災害の爆鎮であり、セイバー最大の攻撃力も超大型・超高出力の放水弾、冷凍弾だ。このファイナルレスキュー「フラッシュキャノン」は、レスキューストライカーのファイナルレスキューとコンビネーションを組むことによって、射程距離を伸ばしたりパワーを上げることが可能だ。
セイバーそのものの車体構成(全長16m、全幅9m、全高7m)を見ると、専任パイロットのR2・陣雷響助がコアセイバーを使って乗り込む1号モジュールから、車体右側の2・3号モジュール、車体後部の4号モジュールまでを分離することが出来る。2・3号モジュールは2号からさらに3号が分離するという機動性を有しており、この2台はそれぞれ車体が前後連結式のフレキシブル性も備え、1号からの遠隔操作で自由度の高い瓦礫撤去作業をこなすことが出来る。
レスキュービークル各種との連結機能は、ストライカー同様に使用可能で、ドリルセイバー、ターボセイバーなどの運用をするほか、ストライカーとの連結による大型ファイナルレスキュー体型もとれる。2・3号モジュールは、ストライカーの車体左右に取り付け、マニピュレータとしても活用できるが、これを悪のりして応用すると、1号と4号を脚部、ストライカー前部を胴体、2・3号を双腕、セイバーコクピットを操縦系とした二足歩行型レスキューマックスに組み替えることもできる。また、セイバーストライカーでは全ビークルを組み付けた超連結ゴッドストライカーへのハイパーアップも可能だ。 |
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