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レスキュードーザーは、中型ビークルの中でも初期の段階で建造された1台だったらしい。大型のストライカー、セイバーを別格にすれば、どのレスキュービークルよりもハイパワーとビッグトルクを有しており、その自律型AIも、過激なマシンセッティングに併せた猪突猛進型のプログラムが組まれている。
その結果、初代レスキューフォースの隊員は誰1人、現レスキューフォースの石黒隊長(実は誰よりも過激で直情タイプの突貫レスキューであった)でさえ乗りこなすことが出来ず、格納庫で眠っていたのである。
しかし、この押しの一手の強力マシンを気に入ったR2・陣雷響助の「現場の判断」によって持ち出され、彼の気合いとレスキューセイバーとのコンビネーションを見事に成し遂げた。折しもネオテーラの攻撃も力を増していた時期だけに、強力無双のドーザーも無くてはならない存在として認知される。
ところで、ドーザーと命名されながらも、基本形態は全長10m、全幅6m、全高5mのダンプトラックである。バケットはフロントノーズに格納されており、これを展開して土砂や瓦礫を撤去。自らの荷台に放り込み、搬送するという1台2役の能力を持つが、かなりのフロントヘビーであることと、アームの可動範囲から推測すると、あまり効率は良く無さそうだ。
レスキュードーザーの本領は、むしろストライカーやセイバーと連結したときに発揮される。ファイナルレスキュー・ドーザードライブを発動する際、荷台部分も前方へ跳ね上げられ、上下一対の強大な突進武器へと発展するのだ。これによって目標障害物をド突きまくり、噛みつき、粉砕してしまう、力技の戦法を披露する。 |