大型レスキュービークル第3号車両・レスキューダイバーは、装甲放水車であるレスキューセイバーをベースに強化改良を施し、新たにVSTOL能力を有したジェットモード、機種先端に大型掘削機を取り付けたドリルモードを基本形態とした。
車体構成はドリル分で全長が25m延長され、全幅9mは変わらず、全高は垂直安定舵分の追加で8mとなっている。ジェットモード時には両翼を展開するため、全幅は16mに拡大される。専任パイロットはR2・陣雷響助が担当し、新ビークルコアダイバーを使って乗り込む1号モジュールをはじめ、4号モジュールまでをセイバーと共用している。これらは二足歩行ビークル・レスキューマックスへのハイパーアップのために分離することが出来る。飛行能力を与えられ、出力も強化されたことから、スーパーレスキューマックスと呼ばれる。また、レスキューストライカーとの連結時は、ジェットビハイクルモードとなる。
セイバーとの相違点では、マックス時の双腕マニピュレータにあたる車体前面のクロー部分が発射管(消火弾や冷凍弾などと思われる)に置き換えられ、これがマニピュレータとして複雑な作業にも応用できるようになった。パワー・トルク面では、もともとストライカー以上の出力を有していたセイバーの後継機であるだけに、機種のドリルが標準装備されていることは、ダイバー単体で“ドリルセイバー”並みの運用が可能と言えるだろう。マックス時にもこれまでは実践していなかったレスキュードリルを丸ごと連結させる(従前はドリルモジュールの片方のみを右肩に取り付けていた)強行突入形態もとれるようだ。
レスキューダイバー自体は、陸上では時速120km、ジェットモードではマッハ3を誇る。ジェットビハイクルではマッハ4、スーパーマックスではマッハ5まで加速できる。 |
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