レスキューフォースを影から監視し、そして支援する謎のナンバー・R0(ゼロ)こと刑部零次が、追跡並びに移動用に用いるコアストライカー。
そのサブネームの通り、車体全体にド派手なファイヤーマーキングが施されており、屋根上のパトライトがなかったら、とても緊急車両には見えないケレンの塊だ。
歴代のコアストライカー同様、AIサポートシステムを搭載し、超大型レスキュービークル・ゼロファイヤーのコクピットを兼ねる。それだけではなく、刑部がレスキュースーツを着装するためのスーツ転送・実体化システムを車体後部に格納している。
ディメンションはコアストライカーに準拠しているが、最高速度が時速450kmと、若干のパワーアップが図られているらしい。特筆すべきは、レスキュースーツ着装システムを格納していながら、車重が1tにまとめられていることだろう。
それにしても、隠密行動をとっている刑部にしては、このド派手なマーキングは理解に苦しむのだが、刑部の正体を知ることで、さらに理解不能の混乱に陥る。
R0の存在は、レスキューフォースの石黒隊長ですら知らされていなかったのだが、何を隠そう、刑部零次は、世界消防庁長官という肩書きを有していたのである。
超災害が天災であろうと人災であろうと、人々の平和を脅かす存在を許さない。そのような刑部の信念と情熱と正義が、このファイヤーマーキングに込められているようだが、国際機関のトップが専用で乗り込む車には・・・とても見えない。 |
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