レスキューファイアー初の複合土木重機。大型ショベル、ツインドリル、クレーン、ブルドーザー、放水銃は、それぞれレスキュービークルの持つ特殊装備だったが、ガイアレオンはそれらを集約している。
車体は2モード変形機能を有し、自律型超AIによって自己判断・活動を可能とした。全長35m、全高16m、全幅18m、重量155tに及ぶ大型マシンだが、最高時速80kmで走行可能だ。
エンジンはエクスドラゴン同様、吸気バルブの作動角とリフト量を連続的に可変制御するVVELを搭載した内燃機関である。この巨体でVQエンジンであることも資料映像で確認されているが、いったいどれほどの大きさのエンジンブロックなのか。ボア、ストロークは明らかにされていない。ぜひとも知りたい。
世界消防庁がなぜビークル・ビースト2モード変形を採用したのかは定かではないが、ガイアレオンはその名の通り、ビークル(スクランブルモード)形態で稼働するよりも、ビースト(レスキューモード)形態のライオン型ロボットとして稼働するケースが多い。移動速度が時速250kmと、桁違いにアップすることもあるが、ジャカエンの火炎魔神を翻弄する動きと、敵を捕捉・攻撃する間合いを得るために、獣の動きを持ち込んだものとみられる。
この俊敏さを支える駆動系のメカニズムも、並大抵の負荷ではないと想像されるが、その想像を超えた滑らか且つ獰猛な動きは、超AIの制御によって見事に再現されている。
ただこの超AIのプログラムが趣味的であり、ガイアレオンの性格はかなりの「ツンデレ」である。レスキューファイアーの誰でも出場要請、行動命令できるはずだが、自分が認めた相手としかコンタクトしない。 |
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