レスキューファイアー隊長・大河リクに支給されている公用車。2代目ムラーノZ51型が起用され、マーキング以外の外観は市販車と変わらないコーディネートとなっている。車体色はグレイッシュブロンズメタリック。市販のZ51型は、スクラッチシールドコーティングが標準仕様である。
車内はフロントシートとステアリング、ダッシュボードが先代Z50型に対してデザインを変更、エクステリアは先代を踏襲したモダンアート。グリルとヘッドランプはより個性を強調した。優雅さと精悍さを兼ね備えたデザインイメージは、大河の専用車として最もマッチしているだろう。
ダッシュ6は、他のレスキューダッシュシリーズのように、大型・中型の各レスキュービークルのコクピットにはならない。シリーズ共通装備としては、搭乗者を車体ごと保護する光学バリア、セフティーシールドを持つ。レスキューファイアー隊員たちは、このシールドをジャカエンからの攻撃に対して防御面で利用していたが、大河はシールドを展開したまま目標に体当たりするという荒技を披露している。
同期でレスキューフォース2代目隊長を務めた石黒鋭二とは似て非なる性格の大河は、レスキューフォースの活動期間、後方勤務で開発畑に従事しており、次世代レスキュースーツのテスターとして、スーツ機能の限界値における安全性確保に専念した。
テストにおけるオーバーワークは、大河自身の肉体を蝕み、現役のレスキューファイアーとしてはスーツ着装に耐えられなくなっている。
このため彼は、石黒のように着装して超火災鎮圧に出ることはないが、隊服のまま現場に急行し、体術レベルならジャカエンの雑兵や幹部と互角に渡り合う。 |
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