バイク、と主張するバイク

 西暦2068年には実用化されている携帯ユニット「ライドウォッチ」には、複数の強化装甲パーツの圧縮内臓や、オートバイへの巨大化・変形機能といった先進テクノロジーが数多くみられる。
 仮面ライダージオウ、ゲイツが供用するライドストライカーもそのひとつで、ウォッチ状態では手のひらサイズの携帯が可能。
 アクティブプッシュと呼ばれる起動スイッチを押すことによってオートバイに変形し、全長2.181m、乾燥重量114.2kgにまで巨大化する。出力は152.3ps(112.0kw)、最高時速:298km/hの性能を誇る。
 その動力は空気中の酸素と水素を取り込み、化学反応させるアトモスジェネレーターで発電され、装甲兼複合パイプラインを担うカウルバンドライナーを経由し前後ホイールに内蔵されたシェルモーターが前後フォーク内から冷却材を供給され超伝導モーターを駆動させる。
 このような技術は、過去のサクラハリケーンやゴーストライカーなどでも見受けられ、タイムトラベルを常用する2068年から供与されていたのかもしれないが、それは確認されていない。
 ただ、ヘッドユニット・ストライクキャリバーやサーベイブレードに情報収集端末やマシンコントロール機能が集約されていたり、走行姿勢を安定させるジャイロ装置リンクスタビライザーなど、幾多のライダーマシンと酷似した性能を有することから、何かしらの時空因果連続性を持つのではないだろうか。