《ハードボイルドの その上は・・・》
 「仮面ライダー×仮面ライダー W&ディケイド MOVIE対戦2010」をだらだらと見ていたら、つい居眠りをしてしまって、肝心の“ビギンズナイト”の展開をすっかり見逃し。気が付けばWが“サイクロン・サイクロン”“ジョーカー・ジョーカー”に、ファイナルフォームライドしてしまっている。本作のスペシャルゲストは鳴海荘吉こと仮面ライダースカルだが、変身と体術と武器以外に、最後の最後でオートバイが出てきやがった。
 スカル・・・というか荘吉を演ずる吉川晃司氏の「役得な場面」(本人談)なわけですが、使われたのが色を塗り替えたハードボイルダー。CG加工での登場だとか。あー、それならまあ、やりやすいかもと思っていたら、サイドカウルのマーキングモールドは「W」ではなく「S」に変更されているという話をあとから聞いてしまい、その場面を思い出せずにしばし腕組み。
 しかしそれ以前に、塗り替え用のハードボイルダーそのものを手に入れるために、「もう一個DXリボルギャリー」を購入するのか?(そんな不毛なことができるものか)と、そちらの方が大問題だと唸ってしまうのでした。
 幸い、フックトイとして、廉価版ながらそこそこ出来の良いミニサイズが登場したことで、素体は確保できた。
 あとは噂の「S」モールドをどうするかであれこれ考えたあげく、スカル専用の武器であるロストマグナムの写真を見て、そこに描かれているマーキングを元にハードボイルダー側のモールドを部分的に削り取りました。
 左はそれでSに見えるんだけど、右はシンメトリックにやったらNになってしまうのが難点。
 あとは全体を塗装色である黒に塗り替え(フレーム類などはガンメタルに塗り分けたけれど、写真にしたら解らなくなってしまった)、マーキングモールドを赤に塗り替え、その他の細かいところは常套手段で「見なかった」ことに。
 この間、ずっと考えあぐねていたのがこのマシンの名称。公式には不明らしく、暫定的にスカル専用ハードボイルダーということなので、それでいいよと思いながらもそれでいいのか? と葛藤。
 ハードボイルドの上を行くにはどうしたらいいんだろう? 焼け焦げるほど熱い魂を秘めた男か、冷徹な鉄面皮か。でもクールだとかブリザードだとかはよく出てくる言葉だし、対極の名前もありがちだしと、魂を焦がす方を選びました。
 ソウル・スコーチャー(仮称)。とはいえあまりびしっと決まらない名称になってしまったのは否めません。soul-scorcerと綴ればマシに見えるんですが、スコーチャーという造語がいまいちでした。
 その苦悩をあざ笑うかのように、このマシンの名称も公式に決定。その名もスカルボイルダー・・・ ひ、ひねりも何もない・・・