《ブルーバージョン》

 仮面ライダースーパー1の、というより正確には惑星S1開発用サイボーグ専用マシン。それでは覚えきれないので「ブルーバージョン」。
 このマシンもまた原子力とされているが、どう考えてもそれは情報操作としか思えない。スーパー1のもう一台の大型マシンVジェット(Vマシーン)でさえ、マイクロ・ソーラー・システム・エンジンという太陽光発電(だと思う)を採用しているのだ。
 ブルーバージョンは、Vジェットの持つ最高速度(現時点で歴代ライダーマシン最速といわれる1340km/h)にはかなわないが、Vジェットでは走行困難な荒れ地を走破するオフロード仕様に特化されており、その小型軽量のボディを活かしてオートバイ戦や追跡戦に多用される。スーパー1に変身していない沖一也も使用することがある。
 スーパー1とは脳波通信でリンクしており、沖一也が体内メカのチェックを行う基地で常時待機しているが、スーパー1の出す指令によって起動、自走する。
 Vジェットとともに、国際宇宙開発局のヘンリー博士ら技術陣によって、惑星開発用に作られたマシンだったといわれる。強力な照射能力を持つヘッドライトや無線機器などを搭載していることから、本来は先行調査などの用途で活用されるはずだったのではないだろうか。