《sugo ASURADA GSX》

 
 今回は、バンダイマテル社のキャラウィールシリーズにラインナップされたアスラーダGSXをベースに、ブースト仕様への改修。また、ラジキャラでリリースされているラリーアスラーダのパーツ移植によるラリー仕様への改造をを行いました。

 ブースト仕様への変更点は、風圧抵抗を緩和するための後部ウイングのボディサイドへの可変状態と、ブーストポッドのポップアップです。
 GSXを一度分解し、ウイングとエンジンブロックを本体から外して、ウイングは角度を変えて取り付けなおし、ブーストポッドはエンジンから切断してポップアップ状態のためにプラ素材を挟み込んでいます。ただし、切断の際、格納状態で成型されているスラスターノズルがつぶれてしまうため、これはジャンクパーツで使えそうな筒状のプラ素材を流用し、でっち上げております。

 一方、ラリー仕様のパーツとり車となったのは、ラジキャラ(発売元:アオシマ文化教材とスカイネット)のアスラーダGSXラリーバージョン。必要なパーツはフロントガード、ルーフアンテナブレード、リアウイング。
 ラジキャラのフロントガードは、ラジキャラ下面のビスを外すと分離でき、分離したガードの、本体との接続部分となっている中央部の壁の部分を切断しています。
 キャラウィールを分解した後、シャーシ側のフロント部分両サイドの角と、センターの青い部分を切断、ビス留め穴部分が残るように、台形型に切り取っていき、この切断面正面に、ラジキャラのガードが接続されています。
 ウイング先端部の赤い部分だけを切り取り、アスラーダシャーシのエアダクト上部、左右に一個ずつ、切り離した赤い部分を形を合わせながら接着します。ラリー仕様はボディパネルを組み替えるという設定であり、本来ならタイヤも大径化させ、ロードクリアランスを稼ぐことになるから、ボディをリフトさせる必要があるという考えから、実際にボディをわずかに浮かせるための工夫ですが、やってみたら目立ちません(笑)
 シャーシ側のタイヤの大径化は、今回はやっていません。
 ボディブロックでわずかに浮くことになるため、フロントグラスの透明パーツを元のまま組み込むと、浮いた空間のために落ちてずれてしまう。これを防ぐために、透明パーツはボディの天井に接着する。ダイキャストとプラスチックの接着なので、接着剤より両面テープの方がいいかも。フロントガード、ルーフアンテナブレード、リアウイングを取り付けて完成です。
 ラジキャラは2等身デフォルメボディですが、キャラウィールへのパーツ移植は、ほぼ同じスケールで収められます。本来、ラリー仕様は白い部分をサンドイエローに塗り替えたパネルが使われるが、あの色は野暮ったいので再塗装はしません。