《天神−ＴＥＮＪＩＮ》

			一見、ＢＭＷベースの白バイに見えるが、この白バイはＢＭＷではない。自律型変形特車交通機動隊員「天神」と呼ばれ、白バイであり警官でもある、モトロイドなのだ。 　埼玉県越谷市のハヤカワエンジニアリング（仮名）が開発したこのスーパーメカニックは、警視庁に採用され、『白風（はくふう）隊』なる特車交機の編成に及んだ。 　変形のプロセスをみると、まずサイドカウルが開き、双腕マニピュレータが展開。ダミータンクとシート部を境界に、内蔵されたシャフトによって車体後部が１８０度回転、さらにリアホイールも含めて中心軸から左右分割され脚部となる。 　車体前部は直立した後部に対して９０度折れ曲がり、フロントホイール・カウルそのものが胸部とシールドを兼ねる。ダミータンク内部からはＡＩ並びに各種センサーを内蔵したポリスヘッドが露出して、二足歩行形態へとチェンジする。 　全国的な高速道路網の交通安全指導と、交通犯罪者の追跡・検挙を目的に、主要高速道路のサービスエリア、交通量の多い観光地などに配備されている。このような場所で天神らしき白バイを見かけた際、警官不在で白バイだけが置いてあると思いこむのは危険だ。天神は無人状態で走行が可能。　二足歩行モードにチェンジしなくても腕を展開することは可能で、最高速度からアタックするテンジン・ラリアットなどの荒技を持つ。交通違反者は瞬く間に追尾捕捉され、検挙されてしまうだろう。自動小銃も携行している。 　なお、ハヤカワエンジニアリング（仮名）は、天神以外にも市販向けの「風神（ふうじん）」、建設機械を変形させる「光神（こうじん）」なども開発、その技術力をアピールしている。

※　設定はつくばーどで起こしたものです。名称はそのまま使用、ハヤカワエンジニアリングは、正しくは 　　　�椛＄�玩具さんです。