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L10Aと呼ばれるエンジンは最高出力110PS/7,000rpm、最大トルク13.3kg−m/3,500rpmでデビュー、翌年には128PS/7,000rpmの14.2kg−m/5,000rpmにパワーアップしています。960kgという軽量な車体も幸いし、185km/hの最高速と、16.3秒の0〜400m加速を誇ったものです。 価格は148万円、累計で1176台が作られたそうです。 以上、嵐田の友人、田中邦彦さんのコスモスポーツに関する紹介でした。 そのうちの数台が、国連所属の怪獣攻撃隊・MATに採用されたパトロール専用車、マットビハイクル なのです。 マットビハイクルは、フロントバンパー下のエアインテークや、フロントフェンダーのマーカーレンズ 形状から、マイナーチェンジしたL10B型コスモスポーツと思われます。 また、マットビハイクル自体が、リアのウイング状スタビライザーを持たない前期型と、スタビライザ ーを装着した後期型、そして前期型ベースで迷彩塗装を施した野戦仕様の3種類が確認されています。 MATにはマットジープという野戦車輌も存在するのですが、コスモスポーツを迷彩化してしまうのも とんでもないし、さらには屋根にロケットランチャーを装備するという無茶もしています。 小排気量・ハイパワーというロータリーエンジンの開発、実用化には、ひょっとすると「専用発動機」 という意味合いが隠されているから、今なお世界唯一のマツダの顔なのではないでしょうか。 マツダは最近まで削岩機械を製造していたそうですから、科学特捜隊のペルシダーやウルトラ警備隊のマグマライザーなどの開発にも技術提供があったかもしれません。その縁で、国産の地球防衛パトロール車輌としてビハイクルが開発され、その市販車バージョンとしてコスモスポーツが先行して登場、実用試験を経てMATへ配備された・・・・のかもしれませんね。 |