ストラトス(Stratosfia)というのは、まさに成層圏という言葉です。
スチールブロックとはいえ、フェラーリディノ246GTと同じV6エンジンのミドシップ(ディノはアルミブロック)。ベルトーネデザインの強烈なボディラインは、ある意味フェラーリ以上にイタリアンスポーツを彷彿とさせます。WRCでは73〜75年の3連覇を成し遂げ、ホモロゲーションモデルはわずか500台というスーパーカーでした。
えー、「だからなんだ」というのが本音でして、嵐田がこよなく愛するランチァは、このあとに登場したベータ・モンテカルロなのです。残念ながら、紹介しているのは市販車バージョンではなく、アリタリアカラーの方が79年のイタリア一周レースで、ジル・ビルヌーブ(ジャックの父ちゃん)がドライブした競技車両。ゼブラカラーの方が同年にシルバーストーンサーキットでリカルド・パトレーセがドライブした競技車両すが、ベータ・モンテカルロの市販タイプは、ランチァ製量販車初のミドシップ。エンジンは直4ツインカムの2リッターで平凡ですが、今なお「乗りたい、ほしい」クルマの最右翼です。デザインはピニンファリーナ。 |
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