《ジャン・カー・Ζ》


地球の平和を護り続けた宇宙サイボーク゜・ジャンボーグAも、その能力を研究しつくし造り出されたジャンキラーによって倒されててしまいます。操縦者の立花ナオキは、街を破壊するジャンキラーに向かって、向こう見ずにも義理の姉に買ってもらったばかりのホンダΖで突進していくというやけっぱち。そこへ、ジャンボーグAを与えてくれたエメラルド星人が再び現れ、ナオキのクルマにジャンボーグA・2号の能力を支給してくれます。
 その名はジャンボーグ9(ナイン)ジャンボーグ9の眼の奥で操縦するナオキは、ギアチェンジでそのスピード、パワーをコントロールし、ステアリング操作で戦うのです。 パワーは100万馬力、身長50メートル。体重5万トン・・・おいおいっ、ジャンボーグAがセスナから変形するのもすごいけれど、ホンダΖは360ccの軽自動車だよ。 そんなわけで、クルマから変形するジャンボーグ9は、走る速度は速いものの、空を飛べないという弱点を持っています。2号メカでありながら「9」というところもひねりがあります
が、このヒーローは円谷プロ伝統の赤と銀のボディ。しかもチェッカーフラッグよろしく、赤と銀が体中互い違いというひねくれもの。
 それというのも、母体となったΖ「ジャン・カー・Ζ」が、このカラーリングでショールームに展示されていたためです(いやもちろん番組の話ですが)。うむむ、恐るべし本田技研。よもやヒーローメカにされてしまうとは思ったりしていないでしょうが、左右ツートンという想像を絶するモデルを売るこの歌舞いた思想(だから、すべて番組内の話ですってば)