《ダークホッパー》
 
 木野薫が常用するスズキDR250が、木野のアナザーアギトへの変身に伴って、アナザーアギトの保有するオルタフォースで変形したもの。
 最高速度は時速390kmを誇り、悪路走破性が高く、その登坂能力は80度、ジャンプ力は10mの障壁を飛び越えるといわれる。
 フロントカウルに付いている“眼”(ダークアイ)は追尾機能を備える。その他、煙幕を張ることも可能らしい。
 半機械生命体でありながら、同系のギルスレイダーと異なり、ダークホッパーには車体に賢者の石が確認できない。しかし賢者の石は露出しているわけではなさそうで、マシントルネイダーにも賢者の石は外的特徴として現れていない。
 ダークホッパーの場合は、フロントカウル上面にアナザーアギトの紋章が刻まれている。
 ここに、独自のオルタフォース形成システムが宿っているかもしれない。
 ただしオルタフォースそのものは、元はDR250のエンジン部分がダークホッパーの心臓部として変革し、発動システムとして機能していると思われる。

 木野薫(32歳。最年長者の仮面ライダーといわれる)は優秀な外科医であったが、冬山で遭難し、同行した弟を失う。
 木野自身も凍傷によって右腕を切断するほどの重体となり、凍死した弟の腕が移植され、医師免許は剥奪されるが、その外科技術は衰えず、アンダーグラウンドの助っ人医師として生き延びてきた。

 瀬戸内を航行中のフェリー「あかつき号」に偶然乗り合わせ、沢木哲也(仮面ライダーアギト:津上翔一の本名)が“超越者:神?”から「アギトへの覚醒の力」を受ける際、その余波によって、自らもアギトの力を目覚めさせ、アナザーアギトとなる。
 アナザーアギトは胸にワイズマン・モノリスを持ち、哲也=翔一同様の完全な変身をするアギト。
 その能力は哲也=翔一のアギト、及びギルスと同等あるいはそれ以上である。


※おことわり。
本作例は独自の解釈で仕立て上げたダークホッパーであり、外的特徴は劇中の実車と異なっております。ダークアイ部分や4枚のフィンは、ベースに用いたビートチェイサーの形状から起こしたため、ダークホッパーオリジナルの形になっていません。車体後部の“足”なんて、モスラの足だし・・・
で、これがオリジナルの方々ですね。