《実力を行使する!》
 国際警察の実働部隊である警察戦隊に配備されているトリガーマシンは、その装備自体が開発経緯も謎のままに取り扱われるキーアイテムだ。
 警察戦隊各レンジャーが携帯し必要に応じて実寸大に巨大化、犯罪組織ギャングラーの暴力・破壊行動を阻止する実力行使に用いられるビークルタイプのマシンだが、航空機シリーズを駆使する怪盗戦隊のマシンと出自が共通という隠された経緯を持ち、ある意味爆弾を抱えながら任務にあたっているような危うい機動力でもある。。
 トリガーマシン1号
 全長:23.6m 全幅:11.9m 全高:10.4m 重量:400tという巨大パトロールカー。この1台で2000000馬力(レッドバロン2体分)もの出力を有し、アタックモードで高速追跡行動をとるためにホイールベースを延長して4輪から6輪形態へと変形する。
 2足歩行メカ・パトカイザー形態においては頭部と胸部を形成するが、時速700キロと言われる走行性能以外に突出した武器は見当たらない。

 トリガーマシン2号
 全長:22.8m 全幅:10.2m 全高:10.0m 重量:300tの機動装甲車。1号より500000馬力ほど出力が抑えられている割には、車体先端部にビーム兵器を搭載しており、1号との出力差には駆動系と切り離された火器使用のための伝達系統が割り当てられているのかもしれない。
 パトカイザー形態では主に左腕部を担当するが、車体底部の連結機構をみると1号、3号などと共通規格であり、無茶な運用をすれば意外なバリエーションを生み出しそうな仕様である。
 トリガーマシン3号
 全長:22.8m 全幅:12.6m 全高:10.4m 重量:300tの機動装甲車。車体前部にバリケード展開など多目的ロッドを装備し、パトカイザー時には右腕部となりロッドを特殊警棒として格闘戦活用する。ただし各マシンとの共通連結を持ちながら、このロッド展開機構が車体左側にしか稼働できないことから、左腕部として利用するには不向きだ。もっともロッドそのものが車体から分離できるツールであればその限りではない。
 トリガーマシンバイカー
 全長:28.4m 全幅:9.4m 全高:11.1m 重量:400tの二輪型4号マシン。出力は1号と同様で最高速度は1号を上回る。ルパンコレクションという謎のキーアイテムながら、国際警察が管理し、一時は怪盗戦隊に奪われたものの警察戦隊が奪還した。パトカイザー右腕のコンバートポジションとしても活用でき、前輪がヨーヨー型飛び道具となるほか、タイヤ型光弾『バイカー撃退砲』を放つ。登場しているようにみえるライダーもマシンの一部である。
 グッドストライカー
 全高48m、全幅35mにおよぶパトカイザーのほぼ全身を構成する謎の中の謎なルパンコレクションでもあるコアビークル。自意識を持ち、時には怪盗戦隊を支持してルパンカイザーの素体となることもある。よって体内の稼働機構や操縦システムもほぼ共通なのだが、かたや陸上、かたや航空機と振り幅が広すぎ。