《やればできるらしいモト形態》

 「ブルキャンゴチゾウ」が生成する「仮面ライダーガヴ」の乗機・ブルキャンバギーは、人間社会で常用する際のバイク形態としてホンダCRF250に模したスタイルが最も多用されている。
 これがライダーとしての戦闘モードに変身すると、どこをどう押したり引いたりするのか不明ながら別の生成が行われ、4輪バギーに姿を変えて登場するばかりか、巨大なガトリングバルカンにまで変形する。
 ベルトとして変身者に寄生している「赤ガブ」の意志が、変身者のイメージした形態を記憶しており、それが再構築されるものと思われるが、破天荒すぎてシステムの考証が追いつかない。


 そこへきて、ヘッドパーツのブルキャウルとテールエンドのインバーロリポップだけを残し、車体はほぼCRFという2輪形態の再現も可能であることが判明した。
 もともと最初に生成されたバイク形態をコアパーツとして、バギーとガトリングの共用部分が外側に取り付けられた構造体らしく、それらをパージすれば「ブルキャン・モト」とでもいうべき2輪ブルキャンが生成できるようだ。ただし、バギー形態時にモト形態にあたる前後輪は見当たらない。
 仮称「ブルキャン・モト」は、バギーの悪路走破性に代わって高速走行と機動性の向上を図った姿とみられるが、意外なほど収まりの良いスタイルをしている。