《駿足の獣王》
 魔弾戦士リュウガンオーは、あけぼの署刑事、不動銃四郎が魔弾龍、「剛龍銃(ゴウリュウガン)」によって変身した姿。正確無比な射撃と、パワー主体の格闘戦を得意とする。彼が所持する魔弾キーは、獣王バスターウルフを召還し、これをウルフバイクに変形させて敵を追跡する。
 バスターウルフもまた、意志を持つメカサポートアニマル。友情を司り、仲間思いの獣王と云われる。
 ビークル形態においては時速1700kmの速度を誇る。この形態時、ウルフの腰から後ろ部分は脊髄方向に180度も回転し、後ろ足はさらに大腿部に格納されるという、多重関節可動をみせる。
 前足は左右肩部に格納され、前輪部が納められていた中央胸部に左右肩部がたたまれる。肩部という表現は便宜的なものだが、このブロックはエンジンないしジェネレーターブロックと思われる。つまりバスターウルフは、左右一対の心臓(ジェネレーター)を保有していることになり、これが音速並みの走行速度と、獣王の生命維持を分担しているのかもしれない。
 バスターウルフは、後にリュウガンオーの進化に併せてマグナウルフへと進化成長し、最高速度は時速2300kmにも達する。また、四肢に4門のキャノンを装備するようになる。最終進化形態では究極獣王と呼ばれ、アルティメットウルフへと変化していく。