とことこと走っているうちに、路肩に積み上げられた丸太の上に白いものが。それでもって、コーナーを抜けたら濡れた路面と轍に、雪。
 青影さんが出かけた日に、ちらちらと降っていたという話でした。それから4日後の探索ですから、そのとき降った雪のなごりに間違いなし。BLUEらすかるのドライブセレクト4WDを作動させ、そのまま進むのですが、いちいち写真なんか撮っているからその都度ATセレクタをパーキングに入れるし、サイドブレーキも引くので、結局は発進時のトラクションでリアが滑ったり滑らなかったり。
 撮った写真を見てみれば、登坂の傾斜なんか全然表現できていないので、こんなとこで滑るものかと思われそうです。長沢湿原まで上がれば、山頂の電波塔はすぐそこでしたが、とりあえず装備を持ってこなかったので、そそくさと引き返し。
 湿原のあたりでルートは分岐しており、夏場ならばさらに奥へ走ることは可能です。つわものは雪中行軍も出来るでしょうが、積雪量が少なくとも、単独では踏み込まないように。と、一応記しておきます。

 気が付けば昼飯時を逸してしまい、これからメシなんか食っていると、日が暮れて課題5地点を探し出せなくなるので、表題通りの南下を開始します。
 

そしてロストワールドとの遭遇

 「道無き道の奥に、マンモスが居たのよ」
 まさねの証言通り、そいつらはそこに居たのです。
 道無き道というのは、まさねのワゴンRではとても危険との意味では、正解。そこはほら、エスクードで乗り込む以上、行けるところまで突入しないと格好が付かないので、行ってみました。ロングボディのエスクードで、ようやくスイッチターンが可能な袋小路の先に、ロストワールドがあるのです。ローダウン車では到底無理。SUVでもオフロードを走らない仕様は、そこまで侵入するのはやめておいた方が良いかもしれません。それでも、在るところにはこういうの(一応、次元断層の裂け目)が在るんですねえ。
 彼等が何故、そこに存在するのかは謎です。本当に次元の断層から迷い出てきたのか、あるいは民間企業か大学の研究室あたりの、ばいおてくのろじーの落とし子なのか。はたまたどこぞの文化祭の・・・あわわ
 その推理を展開するためには、Sレイドの課題の5地点へ向かうしかないのですが・・・
 もちろんどこにあるのかは、お教えできません。