気が付けばおねいさまだらけ
つくばーど手芸部発足の日

 大阪に引っ越しとなるBlackcat U−taさんのお祝いと、この夏、「ついうっかり入院した」まさ姐の快気祝を兼ねて、夏前からささやかれていた『つくばーど手芸部』の発足を実現させた。
 部長はまさ姐、部員はご覧の通り。その名の通り、手芸を主とする活動をするが、写真講座にくいしんぼ部隊も編入されている。

 もう解禁らしいので暴露すると、後に雨の軽井沢で再会することになる318tiのU−taさんと、当時はあーまーどであったらすかるが、ピーマン亭で邂逅した頃、tiのオーナーに対して、果報者となる白いロードスター乗りは、深く静かに求愛していたそうだ。
 その頃ti乗りは「ひばりくん」呼ばわりされていたため、指のか細いピアニストなおかま、という定評があったのだが、今なお「ご婦人だったとはしらなんだ!」の声が上がるらしい。
 その後、ロードスターから欧州車にスイッチした果報者は、これまた深く静かに果報者の道を歩んでいくけれど、そのへんの話は「ばかやろー、そんなのあてられちゃって書いてられっかよー」という祝辞にて割愛。
 しかし、彼こそが、つくばーど体育会系説を唱えた最初の人である。だからこそ「落とし前つけに独りで来るべし!」と、暴力的な祝辞も飛び出している。


 つくばーど手芸部長は・・・いまのところ雨を伴うエピソードがない。最近は羅須軽党を党首以上に活動させているような気がするが、この日は自らもパステルラベンダーな出で立ちで現れ、霰と霙を喜ばせてくれた。
 たぶんそれはミスマッチになっていると思われるが、彼女のワゴンRを見ると、子供らはとにかく乗りたくてしょうがない。あのピンクのネオン管が受けるのは、決して遊園地のメリーゴーランドとしてではないはずなのよね。
 しかし部長のコーチは子供らの手芸にどんどん技術を伴わせ、新作を次々と創作させつつある。さらに部長は“なぞなぞ”のカードも豊富に有しており、ピーマン亭夜会では定着した“なぞなぞ大会”を新しい段階に盛り上げてくれている。

 赤い彗星幌エスクのご夫妻とは、もう古い付き合いになるのだが、その面倒見の良さは折り紙付き。僕に言わせれば、彼等の方が熱血な体育会系だと思えるくらい、方々に気を配ってくれるし、有言実行する。
 これも時効だからばらしちゃうと、かつて横浜での夜会を開いた折りに、参加するはずだった旦那は遂に現れず、彼に限ってどうしたのかと思っていたら、足下を雨にすくわれてエスクを大破させてしまっていた。
 今、Bレイドなどで活躍している赤いコンバーチブルは、その大破を克服して復活した姿なのだ。なにやらその後、奥方の方があわや心停止に追い込んだとかいう逸話もあるが、ショートホイルベースのエスクードとしては最古参の個体として、お二人のトレードマークのように元気に走っているのが印象的だ。